会長 菊地 徹



毎年10月中旬、大安の日に岩手県より蔵人は酒造りに蔵入りします。
大安にこだわるのは家族と半年間離れ、寒さの中で酵母菌などの微生物を相手にした酒造りを行いますので、事故なく良質酒を醸しだせるよう願ってのことです。

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新酒の仕込みの始まる前の10月中旬、例年日光二荒山神社で祈醸祭が執り行われます。拝殿で醸造の成功と安全を祈願した後、境内の『酒の泉』から湧き出る霊泉を種水として頂き広敷の神棚に供えます。

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10月上旬に酒米が入荷し、いよいよ四季桜造りのスタートです。最初の製造行程は精米で、四季桜ではダブルヘッド型高級酒対応コンピューター精米機を導入し精米しています。
大吟醸酒に使用する酒米は、兵庫県産山田錦を連続60時間掛けて精米し65%を糠として取り除いた35%の芯部の白米を使用します。

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仁丹粒ほどに精米した酒米は、米と同じ温度に冷やした水を使用して赤子を洗うようにそっと手洗いします。
この酒米を蒸かす為に限定吸水をしますが、吸水に要する時間は8分30秒(17酒造年度)と秒単位のデリケートなもので、ストップウオッチを手に吸水時間を指示します。

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朝7時30分頃になると白米を蒸かす蒸気が甑から噴出し、蔵内に蒸気音が轟きます。この作業の担当を釜屋といいます。

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12月上旬、槽口から新酒が流れ出ると玄関の「酒林」を新しい「酒林」に取り替えます。酒林は「杉玉」ともいい、伐採したばかりの杉の葉で作ります。新しい杉の葉で作った酒林を見た方は、これで新酒が出来たことを知り、時の経過とともに酒林が枯れていくのを見て酒の熟成具合を感じて頂きます。

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寒仕込みと言われるように酒の仕込みに寒気は有難いもので、寒い朝の蔵人達の挨拶は
「今朝は寒くて何よりですね」
と、いった業界以外の方が耳にすると驚くような挨拶を交わします。

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杜氏達は鑑評会の入賞めざして酒を造っているといっても過言ではありません。四季桜は全国新酒鑑評会で6年連続金賞受賞を始め、多くの賞を頂いております。平成16酒造年度は栃木県清酒鑑評会で首席を頂きました。

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10月から4月までの期間、杜氏達は家族を故郷に残して酒造りに出ます。平成17酒造年度は記録的な大雪で、雪下ろしをする家族を心配し電話連絡する日も多々ありました。

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大きな和釜に乗せて、蒸気で酒米を蒸かすための器具を甑といいますが、赤飯を蒸かすセイロの大きなモノとお考え頂ければよろしいかと思います。酒米を蒸かす最後の日を甑倒しといい、この日は蔵人にとって待ちに待った日でもあります。
昔は「桶洗い唄」を歌いながら木桶を洗うなど、製造工程ごとで酒造り唄が歌われていました。酒造り唄は、時計の役目や気持ちを鼓舞する役割を担っていたのです。どの蔵でも現在は、直らいで酒造り唄が歌われるだけになりました。

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蔵人を元気で家族の待つ故郷に送り出すことが、最も嬉しい事のひとつです。蔵人は宇都宮でお花見をし、桜前線を追うように帰郷し、直ぐに田植えの準備に入ります。

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蔵人帰郷後の蔵の中は、造り期間中の賑わいが嘘のように静まりかえっています。酒は夏の期間、静かに熟成のひと時を過ごし、秋には秋映えした酒となって蔵出しとなります。

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初呑切りは、酒の熟度を確認するために貯蔵後、初めて貯蔵タンクの呑口(酒の出し入れ口)を開けることをいいます。秋からの蔵出しを決定するうえで大切な酒造行事です。
日本酒は甘・酸・辛・苦・渋、の五味のバランスからなりたっています。利き酒は、2cc程を口に含んで舌の上で転がし、香味を確かめる方法ですが、試されては如何でしょうか?

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四季桜では柳田地区の篤農家6人に、酒造好適米「五百万石」の栽培を委託しています。この五百万石は早稲米の為、周りのコシヒカリの稲穂が実る前に雀が集中して入ります。雀除け対策に手立てを講じ、酒米が特等米の評価を受けると苦労も吹き飛びます。

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